さて、前回は北広島市輪厚の奥地にある『ミンク飼育場』を紹介しました。
1970年前後に建設されたミンク飼育場の建物ですが、
10年後には屋根が錆び始め、20年後には地図で建物が省略され、
40年後以降は、建物どころか名称までも地図から消えてしまいます。
このミンク飼育場は現在どのようになっているのでしょうか?
今回は諸事情により友人撮影の現地取材の写真を利用します。
道道790号線『羊ケ丘通』から国道36号線へ合流する為のカーブを、
敢えて曲がらずに脇道に逸れてゆくと、畑や牧場が多いエリアになります。
左手にトウモロコシ畑、奥にはサイロが見えます。
道路幅は3m程度、夏でも行き違いが困難なレベルですね。
そこからさらに進んでゆくと、森の深いエリアに到達します。
左手は札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースの裏側にあたります。
緑色のフェンスに囲われているのがゴルフコースですね。
札幌ゴルフ倶楽部と反対側には、ミンク飼育場の入口があります。
かなり雑然としたバラックが並んでいますが、
車が通ったような轍もあり、人の出入りは多少なりともあるようです。
まちBBSの投稿では心霊スポットとしても扱われているようですから、
大学生なりが肝試しに来ているなどという事もあるのかもしれません。
入口右手・北側には、かつて社員寮であった建物があります。
屋根や外壁はかなり傷んでいるようで、鉄パイプ(単管)で補強されています。 車が停まる為のスペースが養生されていることも考えると、
入口部分の建物は、まれに利用する事があるのかもしれません。
・・・更に奥へと進んでみましょう。
木造ラスモルタル外壁の亜鉛メッキ鋼板葺の三角屋根の建物があります。
大きな半円形の入り口は木材で閉じられ、左手には飼料用のサイロが見えます。
半円形のいわゆるカマボコ倉庫と照明灯。
シャッターが大きく壊れ、外壁も崩落しています。
こちらは別のカマボコ倉庫、二階部分が物入れになっているようですね。
西方向へは細い通路が続いていますが、雑草によって道は狭くなっています。
1970~80年当時はかなり奥まで建物が続いていましたが、
パッと見、建物の屋根や壁も見えません。
・・・と、奥輪厚の秘境、ミンク飼育場跡地の状況を紹介しました。
さて、タイトルで『アニメ制作会社の謎の関係』と題しておきながら、
この2回、ロクにアニメ制作会社の話題が出てきていません。
次回はこの、『アニメ制作会社の謎の関係』を深堀りしてゆきましょう。
【シリーズ『奥輪厚廃墟群』】
◇ 北広島市輪厚の大廃墟群とアニメ制作会社の謎の関係?!①
◇ 北広島市輪厚の大廃墟群とアニメ制作会社の謎の関係?!②
◇ 北広島市輪厚の大廃墟群とアニメ制作会社の謎の関係?!③
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