旧・調16 西岡公園西地区


当記事はこの度書き下ろしたものですが、写真は2014年の取材当時のものです。

今回紹介するのは決定番号:110『西岡公園西地区』です。
市街化区域に編入される前は決定番号:調16『西岡公園西地区』でした。

地区計画の範囲はこんな感じ。

Googleマップはこんな感じ。

西岡水源地のある西岡公園の西にあるので『西岡公園西地区』という訳です。
範囲としては西岡5条15丁目の一帯という事になりますね。

平成16年に開発許可を受け、翌年に造成を完了して分譲、
平成22年4月6日に札幌市第6回見直しで市街化区域に編入されました。

西岡パークヒルズ』として分譲されたようです。

分譲が終わるとハウスメーカーや工務店、デベロッパーは造成当時の広告を消去してしまいます。
分譲当時の広告は元々あまり残らないですが、これがインターネット媒体が中心に来る事で、より残らなくなっていくのでしょうねぇ。
(私もあまり大きな事業以外はキリがないのでアーカイブしていません。)

この造成地も、分譲主がミサワホームだったのか否かまでは分かりませんでした。

造成以前の情報を調べると元々は『西岡ゴルフ場株式会社』のゴルフ場だったようです。

真駒内南アートの丘地区』で説明した通り盛土切土の懸念もありますが、
ゴルフ場の跡地って土壌汚染とかどうだっけ?という話があり、
少し調べてみたのですが、農薬は半減期が短いのであまり心配はないそうです。

さて、現地の写真を見ていきましょうか。

真駒内→澄川→西岡と市街化調整区域の南端を通る坂道の端に、
パークヒルズ入口』というバス停があります。
どうも、分譲時にバス停の名前が変わったようで一部が貼り替えられています。
(上記の地図の通り、昭和60年当時、この位置にはバス停はありませんでした。)

入口には新興造成地では名物の雨水調整池があります。

まだ新しく小奇麗な建物が目立ちますが、新琴似や真駒内とも違った街並みになっていますね。
造成分譲に参加するハウスメーカーや工務店の違いで建物のデザインが変わってくるので、街並みにも影響を及ぼすことがあります。

この地区に関しては商業施設は全くなく、住宅地のみの地区ですから、特にこれからどうなるというお話もありません。
西岡の南端の住宅街の一部として、街に溶け込んでゆくのでしょう。

実際の制限の内容については札幌市HPのPDFファイルを参照して下さい。

計画書 ・ 計画図

決定:平成18年8月7日  変更:平成22年4月6日の地区計画資料を基に記述しています。
今後、地区計画について内容やエリアの変更がある場合がありますので、ご注意下さい。