市街化調整区域についての検索サイトの順位が少しずつ上がってきました。
まぁキーワード単体ではまだまだですが、何かしら引っかかってくるでしょう。
さて、市街化調整区域の土地は多くの人にとっては不要なものです。
『断捨離』ではありませんが、処分したいとお考えの方も多いようです。
それが何十万円にでもなれば、儲けモノという発想も合理的です。
しかしまぁ、これがなかなか難しいもので、『いくらでもいいから売りたい』で売れないのが不動産。
マンションなどは典型的で、毎月管理費と修繕積立金がかかりますから、タダでも引き取り手がいないマンションが多くあります。
中古建物の場合でも、固定資産税や将来の解体費用の負担がありますから、タダでも収支がマイナスになる事も少なくはありません。
ただ、土地の場合であれば、固定資産税さえかからない土地なら、本当に数万円の手取りになってもよい、という覚悟が本当にあれば、処分をする事自体は需要のない築古マンションよりはまだ可能性があると言えます。
ただし、往々にして『いくらでもいい』というのは言葉の綾で、本心ではないですからね、なかなか上手くいかないものです。
(固定資産税の取り扱いについては『A-16 私道の課税について知りたい① 固定資産税・都市計画税』で紹介しました。)
さて、それでも処分の可能性を知りたいという方、多くいらっしゃいます。
しかも、インターネットを使って、自分で調べたい、という方が多いのが現代的ですね。
だって不動産屋に相談するの気まずいし、逆に営業にあったら面倒だし、『E-2 不動産業者は市街化調整区域を扱いたくない』という記事もあったし・・・
そういうニーズに応えたいと思います。
私も暇な時、時間をたっぷり頂いて、という事であれば全く問題ないのですが、繁忙期、結論を急いでいるお客様に市街化調整区域を持ち込まれると、正直、笑顔で対応する自信がありません。
(繁忙期が過ぎるまでお待ち頂ければ、それでいいんですけどね。)
市街化調整区域の土地について、『売れる/売れない」の『クラス分け』『場合分け』の目安として『市街化調整区域の土地 処分難易度ランキング』を策定しました。
私の私見による場合分けですが、まぁ、誰も文句は言わんでしょう。
だって市街化調整区域だし。
これにプラスして、旧ブログでは、自分の所有する土地の市場的な位置を診断する為に、簡単なYES/NO形式で、調査方法も併せて紹介する『市街化調整区域の土地の処分のためのフローチャート』を紹介していました。
しかし、実はこれが欠陥品で、重要な項目が漏れていたのです。
いやはや、ブログを移転して改めて思うのですが、当時不動産歴1年程度でかなり知識が不足していた、というのが実感出来ます。
取引件数を重ねた今となっては、かつてのコンテンツは面映ゆい部分もあります。
そのうち、増補改訂を加えた『市街化調整区域の土地の処分のためのフローチャート』を公開出来れば・・・と考えています。
当記事は2014年03月31日の記事を最新の状況を反映し改稿したものです。